「株式会社鳴海屋」(京都市右京区)

事業所および中間的就労の概要

業種 和菓子製造販売
概要 大正12年創業以来、お米の本来の味を生かしたあられ、おかきなどを製造販売している。
就労内容 和菓子の製造補助
期間 平成25年10月~平成26年2月
勤務日数 3日/週
勤務時間 午前9時~午後4時
賃金 時給制


受入事業所の声

中間的就労を受け入れようと思われたきっかけは何ですか?

常々、仕事に自信が持てない人や話すことが苦手な人が、安心して仕事ができる環境が必要だと思っていました。このような理由から、様々な課題を抱えておられる方が勤められる環境を、私たちも作っていきたいと思い取り組んだのがこの中間的就労です。利用者の方には作業をする中で、様々なことを学びとり、自信をつけて、新たな一歩を踏み出していただきたいと念願しています。

中間的就労で配慮が必要だった点はどんなことですか?

中間的就労を受け入れた時期がちょうど繁忙期でしたので、利用者の方には十分な対応ができない上に、急ぎの作業が多く、結果的には双方に負担となったこともあったと思います。受け入れる側も少し余裕を持って、できれば暫くの間は、ゆっくりマンツーマンで指導してあげることが必要だったと思います。

中間的就労として受け入れて良かったと思うことは何ですか?

繁忙期の中で、担当者一人が指導していくのは困難でした。従業員の皆が考えた結果、技術指導をする者、メンタル面でフォローする者など、いくつかに役割を分担し、各々が必要に応じ対応することにしたのです。このような対応から、従業員が持つ特性や長所などを再確認することができました。中間的就労を受け入れることは、負担になる部分もありますが、従業員の役割の再確認や、取組みの中で生まれた結束力などが、会社の財産になったと思います。

中間的就労を検討中の事業所の方にアドバイスをお願いします

会社は、お客様に商品やサービスを提供し、得た利益を社会に還元し貢献すべき存在だと思っています。また、現状が良ければ今後も良いという世の中ではなくなってきており、会社の将来のためにも、お金だけではない様々な財産を確保していかなければなりません。その一つが「人財」です。中間的就労の受け入れは負担になる部分もありますが、これまでにも述べたように、学ぶことも多い取組みです。今回は有給雇用型中間的就労という、利用者を私共が雇用して賃金を支払うというかたちで受け入れていますが、利用者の方からの労働という対価だけではなく、他に得る物も多いと確信しています。


利用者の声

中間的就労中に困ったことはありましたか? その時はどうしましたか?

仕事が初めてで、慣れなくて戸惑うばかりの毎日でした。仕事についていけなくて、迷惑ばかりかけているのではと心配でした。自信がなく、もともと話が苦手な方なので、皆と打ち解けていけるのだろうかと心配でした。そんな時に、いつも一緒に仕事をしている方から、優しく声をかけていただき、それがきっかけとなって、少しずつ話せるようになりました。

中間的就労前と中間的就労後で変わったことはありますか?

以前は仕事に対して、いろいろ不安がありました。現場の仕事についていくことで精一杯でしたが、少しずつ慣れてきて、少し気持ちが楽になったように思います。
今までは困難を避ける気持ちが少なからずありましたが、今は与えられた仕事を最後までやり抜くという前向きな気持ちに変わってきています。

中間的就労をしてみて、良かったと思うことは何ですか?

仕事の経験が無かったので、中間的就労とはいえ、厳しくしんどいだろうという認識でした。でも、実際に中間的就労を始めると、優しく声をかけてくださったり、丁寧に教えてくださったり、時には親身に話を聞いてくださり、とても勇気づけられました。
そして、自分にも現場での役割を与えてくださって、「仕事を任されている」という実感が味わえ、とてもうれしかったです。

中間的就労を検討中の人に,アドバイスをお願いします。

自信が無いと、表情も暗く言葉も少なくなりがちです。また、周りとも馴染めず、就労にも影響が出てきます。
自信を持つということは簡単ではないですし、思っているだけで自信を持てる訳ではありません。解決策の一つとしては、何にでも迷わずにチャレンジすることが重要なんでしょうね。私も、これから躊躇することなく、何にでもチャレンジしていこうと思っています。